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観葉植物の植え替えをした。
幼少の頃友達に「飼えるのはダンゴムシくらいだよ」と言われた僕です。
言葉の通り、ありとあらゆる殺戮を尽くしてきました……。
無駄に好奇心に満ち溢れていた幼少期の僕は、カブトムシやクワガタムシに留まらずカミキリムシ等様々な昆虫を飼っていました。
昆虫図鑑と宇宙図鑑を見ながらねるねるねるねを食べていた露天少年の幼少期。
結果といえば全滅です。部隊は全滅。
熱しやすく冷めやすいがまさに当てはまり、格好から入りたい僕の性格は昔からで最初こそ自転車に乗りホームセンターまでいって餌や用土、でかいケースを買いに行く熱中っぷり。
当時の僕は100円も大金だったのに、1000円札を財布に入れ握りしめて走っていたのを覚えています。
凄まじい熱。地球温暖化は俺が引き起こしてるんだくらいの熱。人間火力発電所。ハフハフ。
それも一週間続けばよくやったもの、たいてい餌やりを忘れたり水を忘れて気づいた時には頭と胴体が分離してカサカサに乾いた死体。
生き延びていたのは母ちゃんが世話をしていた時だけ。
虫にとっては迷惑な存在でしたでしょう……。
そんな僕もおとなになり、精神的に多少成長できたはず……。
あんな下手したらダンゴムシも白いBB弾にしかねない幼少期とは違うのだと。
観葉植物を買ってきたのは、ただおしゃれに憧れただけじゃないわけ。
そういう理由もつけたのよ。後付で。書きながら考えて。そういう年なの。センチメンタルジャーニー。
一応前もって調べた育て方でやったけれど、今見なおしてみると植え替えの方法や肥料を入れてはいけない等色々間違いがありましたね……。
そもそも家にあった土だと思い込んでいたのは、かえって袋を見てみりゃ土壌改良用のおがくずみたいなのだったし……それ使ったけど……。
んー……大丈夫かこいつ。
この子がうまくいって、ある程度管理してあげれる自身がつけばもっとおしゃれなヤツを育てたい。
コーヒーの木とか、植えるのもハイドロナンチャラカンチャラとかいうやつとか。
こういうの。一度作ればこっちのほうが管理は楽みたいなことも書いてあるけれど、基礎からやっていかなきゃな!
コーヒーの木は少し大きめだけど、季節でコーヒーの実が採れて実際に淹れれるみたいだからそれ魅力。
きっと人が生えてくることはないと思う。ローカルだしそれ。