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車検で変えたブッシュで乗り心地超改善。
ドライブ熱再燃。フロントの感覚が全然と違う。
思えば消耗するというのは負荷がかかっているからということで、効きもしない部品なら消耗することもないのか。
無駄なものはくっついていない。理解した瞬間であった……。
それにロードスターは「グラム作戦」でも有名なくらい、贅肉……いや贅肉じゃない部分すら軽量化された車。NDの話だけどこれ。
マツダ ロードスター 【 carview 】 自動車 試乗レポート
手入れを怠るわけじゃあないけど、必要最低限すら放置して走っちゃあいかんなあ……。
日曜日も、洗車した帰りにドライブコースである「大きい滑り台があるところ」まで走ってきた。
滑り台公園の駐車場の端っこにとめて、一人缶コーヒーをたしなむ。
これこそがマイ・ドリームである……。孤独のドライブ。
でもさ!それが孤独でもなかったの。長文かけちゃうくらい。
ワザワザ遠くに停めていたロードスターのもとに、年配の方が来られた。
好きな車に乗っていて嬉しい瞬間ベスト3に入る瞬間。
「子供にカッコイイと言われる」の次くらいにランクインする瞬間。
「兵庫のナンバーだから、○○さんのお知り合いじゃないかなあと思って」
えっひょっとしてそれは……。
それは恐らく、私がロードスターを購入するに至った大きな理由であるサイトの管理人様ではないか……?
ここからながいえぴそーど。
車を買おうと決意した時、当然その車はスカイランはGT-Rだった。
憧れのカルソニックスカイライン……。JGTCのホシノインパルこそがマイカー人生……。
買えるR32やR33ならあったが、お目当てのR34ともなると現実的ではないお値段。
そもそもの新車価格が500万overで、アルバイターに手の届く車じゃあなかったのだ。
そこから他車を探して行ったんだけれど、熱意を失ったのよね。
「GTRに乗る」っていう憧れは小学校へ通っていた時以来。
そこからその憧れだけでお金をためて、歳を重ねるだけその憧れを積み重ねて……。
カルロス・ゴーンのお陰で、愛が薄らいだ時期はあったけれど。
もはや初恋の人。その人で初体験を終えようと生きてきた青年。
じゃあその人を諦めて他の人とヤるか?って言われりゃ、ダメだと気づいた瞬間は落ち込むでしょう。
でもヤりたいからヤるんだけど。もうオナネタ探すのと同じくらいの気分で。
そうなると実際車種は多い。趣味の範囲で切り取っても絞り切れない。
そこで車種を決めるのに閃いたのは「その車を好きだ!」って叫んでる人をネットで探すこと。
色々な車種ごとに検索していき、見つけたのが溺愛ロードスターというサイト。
そのサイトを見た、それまで「マツダ=ロータリーエンジン」しかなかった脳内が全て書き換わった。
そりゃ嫌いじゃなかった。そこまで好きでもなかったけど。
ロードスターって存在は知っていたし、元々の候補に入っているくらいには好きだった。
でもフリークってほどじゃあない。そもそもはGTRフリークなんだし。
高校の頃からGTR関連の本を買ったり、整備書まで読んでた時期もあった。
そのGTRがロードスターに書き換わったくらい好きになってしまった。
そして買った。
お話を続けて聞けば、濃紺の"病的にきれいな"NAに乗っている人だという。
間違いない。頭のなかで結論はでた。あの人だろう!
すっかり興奮してしまい、まだ暖かくもない外で長話に付き合って頂いた。
その方は「そんなに親しい間柄ではない」とおっしゃっていたが、そんなのはもう関係がない。
好きなプロ野球選手の知り合いと同じ。
聞けば、もうNANBともに純正幌の供給が去年で終了しているらしい。
ソフトトップ車の顔とも言っていい幌が終わっているというのは、実質マツダの中では「死んだ車」も同然ではないか。
乗っていながらそんなことも知らなかったけれど、ロードスターという車はどんどん新星爆発に近づいているようだ……。
あのNAのお方はさぞかしお嘆きに違いない……。
申し訳ありません。私の年代がもう少し、過去のように車を愛していれば……。
でも主にダイハツとかスズキとかトヨタとかホンダのせい。広くて便利な軽四なんてそりゃそっちのがええわ!昔みたいなのだらけにしておけや!
NANBで違いはあれど、いや正直ロードスターって言っていいのはNAだけってNBに乗ってて思うけれど。
別れ際、わざわざ戻ってきてビールを渡して頂いたあのお方のためにも。
帰ってから必死に洗車しました。今更。
いつか六甲へ行き、濃紺のNAの横に止めても恥ずかしくないNBでないとね……。