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カープは開幕カード2勝1負け。
優勝したかのような盛り上がりです。
このスポーツチャンネルのような野球CMが流れまくる我が広島県のテレビが、10月まで続くことを願います。
今日のお話は新型S660、ホンダの軽スポーツと名乗り世にでる新型マシン。
ヤフートップで発表された発売日は4月2日という誕生日かぶり……運命を感じる設定。
今のNBも11万キロに到達、次の車検時には老い先短いであろう為に万が一……買い換える車を探している私にはベストタイミングです。
そこで日本の誇るF1メーカー、ホンダのバブル以来なお遊び軽四S660を調べてみました。
信頼性という言葉は今や昔。一番壊れるF1メーカーことホンダ。
果たして新型シビックRとは違う、2シーターコンバーチブルとして戦える車なのか……。
外見を見るにビートを初代プレイステーションのポリゴンで作った形。
美的感覚は様々ですが、かっこ良くはありません。
スポーツカーとして気になるのはその走行性能。
エンジンルームの中身から見てみましょう。
製作者は書道家なのでしょう。墨汁をこぼしたに違いない。
そうでもなければ、今どき「スポーツカー」でボンネットの中身が真っ黒なことはありません。
ホンダのRシリーズでもエンジンヘッドは誇り高きVTECの証明、赤く塗られていました。
新型コペンもきっと……ものすごい見づらい公式ホームページでは見つけられませんでした。
では新型ロードスターはどうでしょう。
MX-5として海外で人気を誇るロードスターはこれです。
「エンジンヘッドをファンは磨き上げ、ピカピカにしている」
その声を聞いたマツダは、新型ロードスターのエンジンヘッドにアルミを採用。
S660のエンジンヘッドは樹脂、それもそうNシリーズの心臓部を使っているのです。
専用にチューンを施してあるとのことですが、Nシリーズです。
専用にチューンを施したといえば聞こえはいいですが、要するに燃費を悪くしただけ。
そのまま載せたほうがいいのではないかとすら思えます。
仕方がありませんこれは軽四区分、希望としてはデチューンを施したVTECを載せて欲しいところですが期待するだけ酷でしょう。
高速道路でプリウスに抜かれるスポーツカー……問題ありません。
スポーツカーとは内装です。
乗ることにより楽しさ、そして充実感。
気持ちを引き立てるスポーティーな内装。そしてシンプルさ。
スポーツカーとはシンプルが根源にあるのです。
内装がよければ、それは名車となるのです。
what the fuck?!
間違えてフィットの写真を見てしまったんですか?
安っぽいウィンドウスイッチでそれでも狭い車の幅を取り、シフトノブの後ろには謎の収納。
サイドブレーキは軽トラックのようです。
ファミリーカーのスポーツグレードからそのまま流用したようなハンドル。
軽自動車で一番重要なのはシフト周辺です。
狭さから操作性が悪化しますが、このS660も例に漏れずスペースを取れていません。
これは軽自動車なら仕方がないのでしょう。
私が試乗したコペン以外は。
軽自動車であるのに、乗用車と同じくらいのスペースがシフト周囲にとられています。
これならば同乗者がいるときにでも、シフト操作は快適に行えます。
前モデルのコペンではこのスペースが狭く、窮屈になってしまっていました。
恐らくS660を開発したチームは全員オートマチック限定免許しか持っていなかったのでしょう。
しかも電動のハードトップトップを搭載しています。
メーターもひどい。
これじゃションベントイレです。
どこが違うんでしょう。
回るとは思えない8000回展にレッドゾーンが設置されています。
NAエンジンではなくターボです。NBOXの。
割りきって上を8000にして6000からレッドゾーンにすれば、まだ気分も違ったでしょう。
ここまで見て思うのは、多分走るには走るんだろうということです。
ただ売れることはないでしょう。
ワゴンRが欲しい僕と同年代の日本を破壊する予備軍には力不足。
2シーターが現実的な高年齢層には、もっと豊富な選択肢があるからです。
いい格好したいのに乗る車ではなく、スポーツカーが欲しいならそもそも軽四というカテゴリーに乗るべきではない。
200万円でS660を買うならば、100万円以下で昔のスポーツカーを買うでしょう。
実に意味の分からない車です。
新型コペンは試乗し、すごくいいクルマだったので乗れば違うんでしょうか。
でもどうせならこっち買います。